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【ネタバレなし】映画「騙し絵の牙」紹介・レビュー

更新日:

騙し絵の牙ポスター
(C)2020「騙し絵の牙」製作委員会

出典: 映画.com

 

 

今回は、

映画「騙し絵の牙」

の紹介をさせて頂きます。

 

これからご覧になる方向けに、ネタバレなしで紹介させて頂きます。

こちらの紹介を参考にして、映画をお楽しみいただけると幸いです!

 

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作品概要

予告編

松竹チャンネル/SHOCHIKUch

 

あらすじ

大手出版社「薫風社」の社長、伊庭喜之助が急逝した。

電子書籍などデジタル化が進み、「出版不況」と呼ばれる昨今の情勢も相まって、大きな打撃を与えられる「薫風社」

そして巻き起こる、次期社長をめぐる権力争い。

営業からのし上がってきた叩き上げの専務、東松(とうまつ)(佐藤浩市)もまた、その次期社長の座を狙って画策していた。

次期社長と目されていた先代社長の息子、伊庭惟高(これたか)(中村倫也)をアメリカ支社に追いやった東松。

これから彼は、大規模な革新を進めていく。

そんな革新の一つとして東松は、売上の低い雑誌の廃刊を宣言。

新たに着任した編集長、速水(大泉洋)が携わる雑誌「トリニティ」も、廃刊の危機に立たされていた。

一方で、「薫風社」の看板雑誌、「小説薫風」を担当していた、新人編集者の高野(松岡茉優)

看板雑誌を担当していたものの、彼女は、大御所の顔色を伺う雑誌の体制に、少し居づらさを感じていた。

速水はそんな高野が、大御所にも正直に自分の意見を述べる姿を見て、「トリニティ」の編集に彼女を引き抜く。

そして雑誌「トリニティ」を廃刊から救うべく動き出した、速水と高野たち。

速水たちは、自分たちの個性を生かした、画期的な雑誌の企画を画策する。

一方で東松にも、この革新の先に、ある計画を進めていた…

 

騙し絵の牙_速水
(C)2020「騙し絵の牙」製作委員会

出典: 映画.com

 

誰の目から見ても、自分の雑誌を復興させようと熱心に働く速水。

しかし、速水には、誰もを欺き、推し進めていた計画があった…

 

陰謀、権力、策略渦巻く、出版社内で最後に笑うのは、誰なのか?

物語は、誰もが騙される衝撃の結末に…

雑誌「トリニティ」は、廃刊の危機を脱することができるのか?

「薫風社」の社長をめぐる権力争いの結末は?

「薫風社」の未来は?

そして、速水が画策している本当の狙いとは…?

 

 

ここだけは抑えたい!見所POINTピックアップ!

 

大企業の権力争い × 起死回生を狙うビジネス策略

騙し絵の牙_重役会議
(C)2020「騙し絵の牙」製作委員会

出典: 映画.com

 

出版業界不況の煽りを受ける中、先代の社長が急逝したことで窮地に立たされる「薫風社」

その次期社長をめぐる権力争いが、物語の1つの軸となってきます。

そんな権力争いの中で、利益を重視した改革で躍進しようと試みる、専務の東松。

一方で、先代社長の息子、伊庭惟高のバックにつき、会社での地位を確保しようとする常務、宮藤(くどう)和生(佐野史郎)。

宮藤は、東松とは対照的に保守派で、大御所の顔色を伺いつつ、看板雑誌、「小説薫風」に、未だ信頼し切った経営を進めようとします。

 

惟高をアメリカ支社に追いやり、惟高社長就任までの中継ぎとして、自身が社長に就任する東松。

さらには、利益を確保するため、売上の懸念される雑誌「小説薫風」と、カルチャー誌「トリニティ」の廃刊を進めます。

さらには雑誌の廃刊だけではなく、東松は、まだまだ壮大な計画が進められているようで、、、

 

大御所作家を生み出した、老舗雑誌である、「小説薫風」の廃刊に、反対する宮藤。

また、「トリニティ」の編集長である速水も、「トリニティ」にはまだ、売上を伸ばすポテンシャルがあると考えていた。

いつしか社内では、文芸雑誌「小説薫風」とカルチャー誌「トリニティ」が、存続をめぐる売上争いのような形に。

「薫風社」の権力争いは、二つの雑誌「小説薫風」と「トリニティ」による代理戦争のような様相を見せてきます。

果たして、この2つの雑誌の、廃刊をめぐる争いは、どのような結末を迎えるのか。

そして、「薫風社」の次期社長をめぐる争いは、どのような展開を見せていくのか、、、?

 

アナログ思考な保守派雑誌 × 新進気鋭の改革派雑誌

二極化した雑誌
image by shutterstock

 

「薫風社」を長年支えてきた文芸誌「小説薫風」。

この雑誌によって、大御所作家である二階堂大作(國村隼)が生まれたこともあり、宮藤はこの雑誌廃刊には反対する。

しかし、大御所作家の顔色を伺っての雑誌の運営方針、果たして上手くいくのか。

「小説薫風」の担当に所属する、新人編集者である高野も、この雑誌の方向性に疑問を抱いていた。

 

一方で、宮藤と争う形で改革を進める東松。

彼は、他社から引き抜いてきた速水に期待を寄せていた。

しかし、速水の担当する雑誌「トリニティ」も発行部数が悪く、東松自身、廃刊を考えていた。

しかし、「トリニティ」のポテンシャルを信じる速水は、まだまだ「トリニティ」は薫風社に貢献できると確信していた。

 

宮藤の想い入れのある、「小説薫風」

東松の期待を向ける、速水が手がける「トリニティ」

いつしか、薫風社での「次期社長を争う権力争い」は、この2つの雑誌の存続争いによって、左右される形になっていく。

 

騙し絵の牙_祝賀会
(C)2020「騙し絵の牙」製作委員会

出典: 映画:com

 

そんな中で、「小説薫風」を担当する編集者、高野と出会う速水。

彼女の、若いが故の、大御所にも怖気付かず、自身の意見を述べる姿に、感銘を受けていく。

そして速水は、高野を自身の編集部に招き、ともに雑誌「トリニティ」を作ろうとヘッドハンティングします。

高野と速水が出会うことで、相乗効果を生む雑誌「トリニティ」

この2人を中心に、雑誌「トリニティ」は、「薫風社」を救う一手を打つことができるのだろうか、、、

 

保守的で、アナログ気質な大手出版社の中で、異彩を放つことになる「トリニティ」

でも、それこそ、今の時代には、合理的にマッチした戦略となっています。

そしてこの雑誌「トリニティ」の売上が、会社の権力様相に大きく関わっていきます。

「トリニティ」の存在が、会社の権力構造や、経営方針にまで、大きな影響を与えていく点は必見です。

 

型破りな編集長「速水」 × 次世代の感性をもつ編集者「高野」

騙し絵の牙_速水と高野
(C)2020「騙し絵の牙」製作委員会

出典: 映画.com

 

大御所作家の顔色を伺い、保守的な企画ばかりの雑誌「小説薫風」

新人編集者の高野は、この「小説薫風」の、大御所の連載に頼り切った、どこかアナログな体制に疑問を抱いていました。

そんな想いもあったのか、若いなりの感性で、大御所の作品にも、率直な意見を述べる高野。

そんな高野の姿を、偶然目撃した速水。

彼女に対して、他の編集者とは違う、若者らしい観点と、独自の感性を感じ取っていたのでしょうか。

 

結果として、「小説薫風」の担当から外された高野。

そんな高野を、速水はヘッドハンティングする形で、雑誌「トリニティ」の編集に誘います。

そして、「トリニティ」は、今までどんな雑誌もしてこなかった、「攻めた」企画を打ち出していく。

高野も、持ち前の行動力を生かして、今までの定説や、「当たり前」を打ち破り、自由な発想で企画を提案する。

そして、「面白い」を追求した「トリニティ」が完成。

その結果は、果たして、、、

 

騙し絵の牙_速水
(C)2020「騙し絵の牙」製作委員会

出典: 映画.com

 

雑誌「トリニティ」の編集長、速水。

一見、「トリニティ」のために奔走する編集長ですが、何か隠し事をしているようで、、、

今まで勤めてきた出版社からの、速水のコネ

突如現れた、速水が連れてきたキーパーソン。

先を見据えた戦略が垣間見える時、速水の本当の狙いが明らかになってきます。

彼は「トリニティ」を成功させ、何を目論むのか。

「トリニティ」成功の先、会社の権力争いにどう絡んでくるのか。

そして、最後に笑うのは、誰なのか、、、

 

 


 

 

この映画、現実でも抱える出版不況にフォーカスを当てて、それを脱却すべく奔走する、ビジネス展開が見所になってきます。

その中でも、次期社長をめぐる権力争いも絡んできて、展開をより起伏のあるものしています。

そして、最後のどんでん返し。

誇張なしに、最後の展開は読めなかったですね、、、

単に突飛な展開で落ち着かせるのではなく、現代の様相にもリンクして、ビジネス的に納得感のある結末になっているのも、興味深かったです。

 

本が好きな人も、ビジネス展開が好きな人も、どんでん返しを期待する人にも、おすすめできる映画となっています。

ぜひ一度、ご覧になってみてください!

 

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