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【映画紹介】(500)日のサマー

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これはボーイ・ミーツ・ガールの物語 ———

——— だが決して、恋物語ではない

どうも、こんにちは!

本日紹介する映画は

(500)日のサマー (原題 (500) Days of Summer)

です!

 

〜〜 あらすじ 〜〜

ニュージャージー出身のトム・ハンセンは運命の女性に出会うまでは幸せになれないと思っていた。

ミシガン出身のサマーはまるで違う。両親が別れて以来、愛したものは2つだけ。

1つは彼女の長い黒髪。そして髪を切り落としても、何も感じないことだ。

2人の出会いは1月8日、トムはサマーを見た瞬間、「この人だ!」と思った。

出会いから4日、サマーから「私も、ザ・スミス(イギリスのロックバンド)が好き」と声をかけられ、二人の親交は始まる。

トムはサマーを真剣に愛し、それを伝えるが、サマーには「真剣に付き合う気はないの」と告げられてしまう。

これは、そんな価値観の違う二人の、決して恋愛物語でない、物語、、、


   

個人的にワタクシの一番好きな映画の一つです!!

最高にお洒落なんですよね

  


  

この作品は、冒頭のシーンが、2人の出会いから488日目から始まります。

この作品、トムがサマーに出会ってから、500日間を描いているのですが、2人の親交の終盤が最初のカットなんですよね。

なぜかと言うと実はこの作品、時系列がバラバラに描かれていて、出会いの日から何日目かを示しつつ、過去から、現在、そして未来へとシーンが移り変わっていきます。

そんな映画の特性上、楽しかった付き合い始めの2人と、時間が経って、お互いがすれ違っていく様子が、残酷なまでに対比されています。

トムが楽しませようとして冗談を言うのを、冷たくあしらうサマーの様子は、正直なんだかイタく映ったり、可哀想にも感じる部分がありました、、

 


  

そしてこの物語、決して、恋愛映画ではないと強調されているんですが、

「じゃあ、どんな映画なんだろう?」

「といいつつ、恋愛映画じゃん!!」

といった感想が、初めてこの映画を見たときの私の率直的な感想でした。

でもでも、何度か見返すたびに、漠然と見えてきたものがあります。

 

恋愛って、映画の中みたいに、いつもうまくいく訳ではなくて、むしろ、うまくいくことの方が少ないですよね。

シーンの切り替わりとか、残酷なまでに見える描写だけど、私たちの人生も、そんな残酷なまでに、理不尽で、思い通りに行かないものだよなーと改めて感じたり、、

時にはすごく落ち込んで、自暴自棄になったり、「なんでこんなことになるんだよ!」って怒ったり、悲しんだっていいと思う。

(トムもそうでした。でもそんな時、いつも友達や妹が助けてくれたけど)

でも、最後には、前を向いて、視野を広げてみる。決して落ち込んだまま終っちゃいけない。

心にポッカリ穴が空いても、前に進まないといけない。

そうすることで、きっといいことも舞い込んでくる、、、

(映画のラストシーンですごく感じました)

言ってしまえば、ベタだけど、トムの恋愛を通して、人生観とか、落ち込んだ時にどうしたらいいか、改めて自分の中で、立ち返らせてくれたり、気づかせてくれたり、、、

そんな人生観を描いた物語なのかな、と自分の中では感じてます。

(こればっかりはまだ自分の中で咀嚼し切れていない感ありますね、、、)


   

あと、ちょっと感じたのは、結構女性側の目線として、違った見方になるのではないかなとも感じました。

恋愛の物語として見た時、男性の自分では、トム側に寄り添って考えてしまいがちで、「サマーはちょっと冷たいよね」とか感じる部分もありました。

でも、女性目線?、サマー目線でトムにイライラして当然!って場面もあるだろう。

女性と男性は、結局は、考え方や、価値観が相容れない部分もあって、分かり合えないことも、時にはあるんじゃないかな。

そんなことも踏まえての人生観。あくまでこの物語はトムの主観でしかないのですが、引きで見た時、「人生とは」が見えてくるのではないか。


   

なかなかまとまりが見えてきませんが、それだけ、味わい深く、2回目より、3回目、違った解釈ができる、そんな映画かなと思ってます。

そんな何度も繰り返し見たくなるとこが、私なりに魅力の映画の1つです。

 

ちょっと不器用だけど、憎めないトム、サマーと出会い、恋をして、どう変わっていくのか、最後までお楽しみください!

気になる方はコチラ から視聴をどうぞ↓

    

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