出典: 映画.com
今回は、現在公開中のジャパニーズホラー
映画「樹海村」
の紹介をさせて頂きます。
「清水崇」監督が手がける「恐怖の村シリーズ」の第2弾
前作の「犬鳴村」の恐怖を超えて、新たな呪いが解き放たれる今作。
今回は、ネタバレなしで紹介をするので、観覧前に読んでいただけると嬉しいです!
Contents
あらすじ
天沢鳴(めい)(山口まゆ)とその妹、響(山田杏奈)は、祖母の唯子(原日出子)と暮らす姉妹。
幼馴染の阿久津輝(神尾楓珠)と片瀬美優(工藤遥)が結婚したということで、引っ越しの手伝いに訪れた2人。
遅れて鳴の恋人の鷲尾真二郎(倉悠貴)も訪れ、作業をしていく中、響は、輝と美優の新居の床下に違和感を感じていた。
輝が調べると、そこで「ある箱」のようなものが見つかった。
箱の正体を調べてみると、それは「コトリバコ」と呼ばれる呪いの箱であるらしい。
響以外の4人は信憑性を疑っていたが、次第に、鳴や響の周りで、「コトリバコ」に触れたものから、次々に不幸が訪れるようになる。
「お姉ちゃん知ってる? この箱が置かれた家はね、みんな死んで家系が途絶えるの」
母親から受け継いだ、見えざるものが見える「霊視能力」を持つ響。
その後も、5人の周りに降りかかる不幸と恐怖。
「コトリバコ」の正体を探っていくうち、富士の樹海に存在するという、地図にない集落「樹海村」との関わり明らかになる。
この呪いを断ち切るには、「樹海村」に踏み入れなければならないのか?
響や鳴にも死の恐怖が迫っていく中、「コトリバコ」の衝撃的な秘密が明らかになっていく。
果たして、彼らはこの「呪い」から、逃れられることはできるのか、、、?
予告編はこちら
ここだけは抑えておきたいポイント
本編をみる前に、ここだけは抑えておいた方がいいポイントを紹介します。
ストーリーの展開が結構激しいので、抑えておくとより楽しめるかなと思います。
登場人物の関係性
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本編では、登場人物の紹介が最小限なので、簡単にそれぞれの関係性に関して紹介しておきます。
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まずは、主人公の姉妹、天沢鳴(めい)(山口まゆ)とその妹、響(山田杏奈)。
彼女たちは祖母の家で暮らしてます。
実は響には、母親から受け継いだ特殊な力を持っており、霊感があります。
また、鳴と響の母親、天沢琴音(安達祐実)には秘密があるようで、、、、
「コトリバコ」が見つかって以降、この2人の周りで多くの不幸が訪れることになります。
天沢姉妹の幼馴染として、3人の友人がいます。
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阿久津輝(神尾楓珠)と片瀬美優(工藤遥)は、最近結婚したカップルで、冒頭で新居に引っ越しをしています。
また、美優のお腹には、彼ら2人の赤ちゃんが宿っていました。
実は輝と鳴は、以前付き合っていた?ような描写があり、少なくとも鳴は、輝に未練を抱いているようです。
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もう一人の幼馴染、鷲尾真二郎(倉悠貴)は、鳴の現在の恋人。
実家がお寺で、父親が住職をしています。
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冒頭に出てくる、出口民綱(國村隼)
彼は、富士の樹海周辺をパトロールし、自殺志願者を保護しています。
物語が比較的唐突に始まること、展開も少し早めなので、幼馴染5人の関係性だけでも理解しておくと、ストーリーに集中できるのでおすすめです。
また、冒頭で出てくる呪いのアイテム「コトリバコ」には、鳴と響の幼少期が関わってきているようで、、、
こちらは、ぜひ映画をご覧になって確かめて見てください。
簡単な人物紹介が、公式サイトにも乗っているので、ぜひ確認してみて下さい。
「コトリバコ」とは
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冒頭で出てくる呪いのアイテム「コトリバコ」
この「コトリバコ」とは一体なんなのか?
「コトリバコ」とは、少し前にネット上の(当時の)「2ちゃんねる」で騒がれた怪談に由来します。
また、あまりの恐ろしさから「検索してはいけない言葉」とも言われています。
2005年、大手ネット掲示板サイト「2ちゃんねる」(当時)の「オカルト超常現象@2Ch掲示板」にて、「コトリバコ」という怪談が話題となった。“コトリバコ”とは呪殺の箱であり、呪いたい相手に送ると相手は死に至るという。いまなおネット上で語り継がれ、実際にこの話を読んだ後に体調不良を訴える報告もあり、「検索してはいけない言葉」とも言われている。 妊娠可能な女性や子供に強力な呪いが降りかかることから、「子取り箱」とも言われるというこの怪談の舞台は、文中の表現から、島根県のある地域に相当すると推測できるが、当時そこでは周囲から酷い差別や迫害を受けている“村”があったとか。
Yahooニュース「“検索してはいけない言葉”コトリバコとは…「2ちゃんねる」を騒然とさせた怪談に迫る」
単純に、この「コトリバコ」を他者に送ることで、その人間を呪い殺すことができるというアイテム。
「コトリバコ」の名前の由来は、「子取り箱」からきており、「妊娠可能な女性と子どものみを全員呪い殺し、その家の子孫を絶やす」ことに由来しています。
つまり、「家系」が途絶えてしまいます。
「2ちゃんねる」で騒がれていたこともあり、現実に存在する怪談、「コトリバコ」
今回の映画では、この「コトリバコ」が重要なキーになってきます。
そして、この「コトリバコ」の出生に、富士の樹海の麓に存在するという地図にない村、「樹海村」が関わっていることが明らかになってきます。
都市伝説「富士の樹海の地図にない村」
「コトリバコ」と並んで有名な都市伝説「富士の樹海の地図にない村」
今回の「樹海村」は、この都市伝説がモデルになっています。
この都市伝説、概要を簡単に紹介してみましょう。
富士の樹海には、どこかに地図にない村、「樹海村」が存在するらしい。
富士の樹海は有名な自殺スポットであり、多くの自殺者がこの地を訪れる。
しかし、自殺志願者の中には、死にきれなかった人も多くおり、その人たちが集落を作って、村として生活していると言われています。
この地には、社会に見放されたものたちが住まうせいか、日本国憲法が通用しない土地なのだとか、、、
自殺の名所であり、同時に心霊スポットとして有名な「富士の樹海」
一説ではコンパスやGPSなども使えず、一度踏み入れると、2度と戻って来られないという噂も。
そんな現代社会の中でも閉ざされた場所には、一体どんな世界が広がっているのでしょうか。
今回のストーリーでは、2つの大きな都市伝説、「コトリバコ」と「樹海村」が大きく関わってきます。
果たして、2つの関係性とは一体?
そして、「樹海村」は本当に存在するのか?
一度「樹海村」に踏み入れると、生きて戻って来れるのか、、、?
物語は、現実とリンクしていく、、、
「村」ホラーシリーズの前作に当たる、「犬鳴村」では、冒頭で、YouTuberが撮影のため、犬鳴トンネルに訪れるシーンが有りました。
そして今作では、冒頭で、YouTuberがライブ配信を行う様子から始まります。
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そしてこのYouTuberですが、実際に存在しています。
YouTube上でもチャンネルとして存在しているので、確認してみてください。
プロモーションの1つと言ってしまえば、そうなのですが、一度こちらをチェックして、映画を見てもらえると、リアリティが増すのではないでしょうか。
そのほかにも作中では、実在するVtuber(バーチャルユーチューバー)も登場していたりもします。
そんな現実とリンクする描写が多いので、よりリアルな恐怖を体感できるのではないでしょうか。
そもそも「樹海村」の都市伝説自体、実際に存在する話ですもんね。
皆さんも、身近にある恐怖として、映画を楽しんでみてはいかがでしょうか。
実在している都市伝説を題材にしているだけに、リアルな恐怖が楽しめる今作。
プロモーションなどもYouTubeチャンネルが開設されていたりと、結構力入ってますよね。
このYouTuber、「アッキーナ」は前作の「犬鳴村」でも登場していたので、今後「恐怖の村」シリーズでコンスタントに登場するようになるのかな?
この記事を読んで、映画を見たくなった方は、ぜひ劇場まで足を運んでみて下さい!
前作「犬鳴村」もこちらで紹介しています。