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【ネタバレなし】映画「インターステラー」紹介・レビュー

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みなさん こんにちは

本日は物理法則に徹底して基づき、人類の新たな新天地を求めて宇宙に旅立つSF大作

 

インターステラー

(原題: Interstellar)

 

を紹介させて頂きます。

宇宙という空間的にも、時には時間さえも隔たれた親子の絆を描く、巨匠クリストファー・ノーランの傑作です。

早速紹介していきます!

 

 


 

 

 

~あらすじ~

近未来の地球、異常気象による砂嵐と疫病により、植物が枯渇し、地球規模の食糧難に見舞われる地球。

主人公のクーパー(マシュー・マコノヒー)は元宇宙飛行士だったが、今は15歳の息子トム(ティモシー・シャラメ)、10歳の娘マーフィ(マーフ)、亡くなった妻の父親ドナルド(ジョン・リスゴー)とトウモロコシ畑を営んでした。

マーフ(マッケンジー・フォイ)はある日、自室の本棚から勝手に本が落ちる現象に悩まされていた。

その現象を幽霊の仕業と信じていたマーフだったが、クーパーはそれがあるメッセージだと気付く。

実は不規則に発生する重力波によって本が落ちており、それが二進法のメッセージとなっていたのだ。

メッセージはある地点の座標を示しており、その地点を目指すクーパーとマーフ。

その地点では、大昔に解体されたはずのNASAが現在も活動しており、来たる食糧危機を解決する術として、ラザロ計画が進行していた。

ラザロ計画とは、土星付近で発生したワームホールを通り、別の銀河で地球に代わる、新たな人類の新天地を探す計画である。

そのNASAで、かつての仕事仲間、ブランド教授(マイケル・ケイン)と出会い、クーパーにラザロ計画への参加を説得する。

クーパーに課せられた任務は、新しく入植できると期待される別の惑星の候補地にパイロットとして探索を行うことだった。

危険な任務な上、帰還できるのがいつになるか分からない任務へのクーパーの参加に、マーフは反対する。

結局、マーフとは仲違いしたまま、地球からの出発の日を迎えるクーパーは、ブランド教授の娘アメリア・ブランド博士(アン・ハサウェイ)含む、3人の科学者と人工知能ロボット2体と共に、地球を後にする。

果たして、クーパーは、ラザロ計画を遂行し、地球と彼の娘たちを救えるのか?

そして、クーパーは再び、マーフたちに会うことはできるのか?

 


 

 

見所 Pick UP !

 

空間だけでなく、時空を超えた愛の物語

出典: shutterstock

 

この物語の大きなテーマはやはりクーパーとマーフの親子愛でしょう。

ラザロ計画への参加時、頭のいいマーフは父親の参加する計画が、危険で、父親にもう会えなくなるのでは、と反対していました。

空間的に離れた宇宙という距離は、マーフたち地球からのメッセージは受信できるものの、クーパーたちこちらの宇宙船からのメッセージは送信できません。

そして、彼らには、空間的だけでなく、時間的にも大きな隔たりがありました。

事実、ブラックホールのガルガンチュアの影響により、彼らには、時間的にも23年間のズレが生じ、その間連絡のないクーパーの生存を、マーフから絶望視されていました。

もしかすると、出発前、マーフは特殊相対性理論によるウラシマ効果(光速など動く速さが速いほど時間は遅く流れる)による「時間的概念からも」遠く離れてしまうことも予期していたのでしょうか、、、

 

そんな中で、彼らは確かに「コミュニケーション」を取り、お互いを信じてまた会える時を心待ちにしています。

再会が絶望的な中で、お互いのできることを尽力する様子がこの物語の中で描かれています。

会えなくても、いつもお互いを想い合い、そして助け合っていく様子が伺えますが、再会が絶望的な状況が続くのが、見ていてとても辛いですね、、、

果たして、彼らは再び会えるのか、、、

 


 

 

マーフィーの法則

出典: shutterstock

 

マーフィーの法則とは

証明はできないけど、経験則から生じる「失敗する余地があれば失敗する」といったような、ユーモアや哀愁に富む法則のことです。

 

、、、おそらくイメージできないと思うので、いくつかの例を。

例えば

「傘を持っていた時に限って雨が降らない」や

「急いでいる時に限って、毎度赤信号に引っかかる」など。

面白いものでは

「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」

など、、

何かを準備した時に限って、その何かが起こらないなど、「失敗する余地があれば失敗する」といった経験則をユーモアを交えて法則と定義したもの。

 

マーフことマーフィの名前の由来もこの「マーフィの法則」から来ています。

しかし、付けた由来としては、決して「失敗作」といった意味では当然なく、

「起こる可能性があることは起こる」

という意味を込めて名付けています。

 

「マーフィの法則」の由来から、マイナスなイメージを持たれやすいこの法則ですが、ある事象の目立った側面ばかり目が行きがちだが、それ以外の可能性もある。

裏を返せば、逆境は常に覆る可能性もある、とも言えるのではないでしょうか。

ラザロ計画の中で、クーパーは度重なる逆境に見舞われますが、マーフの存在があったからこそ、希望を信じられました。

 

私はこれに対して、あるメッセージも感じられます。

 

自分たちも逆境に見舞われることが何度もあるでしょう。

しかし常に希望を捨ててはいけない。

「起こる可能性があることは起こる」のだから、、、

 

そんな前向きなメッセージを感じることができれば、その後の人生も違って見えてくるかもしれませんよね。

 

そして、こういった法則など、この映画には多く登場します。

 


 

 

固定観念を覆す物理法則

出典: shutterstock

 

この映画では、特殊相対性理論に代表される、いくつかの物理法則が出てきます。

例えば、ブラックホール「ガルガンチュア」に近い、ミラー博士の発見した惑星。着陸する際に大きな問題となった点が「時間」についてでした。

なんとこの星では、重力が強すぎるため、地表では地球に比べて時間がゆっくり流れます。

これは「一般相対性理論」で予測される「重力が大きければ大きいほど、時間はゆっくり進む」という法則に基づいています。

 

一見私たちが当たり前のように感じている概念も、環境が変われば覆されることもあるのです。

時間は場所問わず、普遍的に同じ速度で進むという「当たり前」は宇宙では通用しないのです。

よく物理を学ぶ上で大切なこととして直感で反することに理屈で理解する」ことが挙げられます。

宇宙を旅する中で、私たちの常識は通用せず、信用できるのは積み上げてきた物理法則や理論のみです。

 

常識が通用しないとなると困難に感じるかもしれませんが、ある意味面白いと感じますよね。

新しい視点を持てることで、ある意味新鮮な目線を持てるのではないでしょうか。

私自身もこの映画を通して、相対性理論に関して興味を持てましたw

 

このことから、この映画のメッセージを読み解くと、

常識を疑え

というものも感じられるかもしれません。

「マーフィーの法則」と合わせて、現状の目立つ側面ばかりに目を向けず、違った視点を持つことの重要性を説いている気がします。

もしかしたら、あなたもそんな目線を持ってみることで、世界が変わるかもしれませんよ。

 


 

個性豊かな人工知能(AI)たち 

出典: shutterstock

 

話が若干難しくなってきましたので、最後にちょっと軽い小話でも。

 

この映画の「ラザロ計画」には、人間とともに、2体の人工知能(AI)が同行します。

名前は「TARS」と「CASE」

「TARS」はユーモアのセンスもインプットされた、元海兵隊員のようなベテラン将校、「CASE」は真面目な新米パイロットのようなキャラクター。

それぞれ持ち味を生かしつつ、人間では処理し切れない計算や判断を即座に行い、クーパーたちをサポートします。

でも、自称映画マニアである私には、ある懸念が付き纏っていました。

 

「こいつら、いつか裏切るんじゃないか、、、」

 

SF映画を結構見ている方なら分かると思うのですが、SF映画において、人工知能、AIはたまに人間を裏切る行為を行うものなのですw

某「エイリアン」シリーズ然り、2001年に宇宙に旅行する某映画然り、、、

(この映画たちは必ずしもAIから裏切りを受けるわけではありません、、)

結構フィフティフィフティぐらいの確率で、AIが人間に協力したり、裏切ったりするんですよね。

そんな懸念もあり、この「TARS」と「CASE」、個人的には、絶対の、信頼を寄せるには至りませんでしたw

果たして、彼ら?はクーパーたち人間に寄り添い、協力しあうのか、はたまた裏切るのか、、、

そんな違ったハラハラも、楽しんでいただけると面白いかと思いますw

(最後ちょっとふざけました、、)

 


 

  

いかがでしょうか?

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