今回は、現在公開中の映画
おとなの事情
スマホをのぞいたら
を紹介していきます。
ブラックユーモア効きすぎのコメディ?
もともとはイタリアで公開された、映画「おとなの事情」を日本で大胆リメイクされた今作。
日本ならではにアレンジされた設定や展開、結末も見所です。
気になる話題作を、早速紹介していきます。
Contents
作品概要
予告編
あらすじ
"あること"がきっかけで親交の深い3組の夫婦と1人の独身男性。
彼らは毎年、知り合うきっかけとなった記念日に食事を楽しみ、より親交を深めていた。
今作はそんな記念日の食事の席でのお話。
唯一の独身男、小山(東山紀之)が少し遅れて到着し、始まる食事会。
その食事会の中でも、向井夫婦の妻、杏(木南晴夏)は、夫の幸治(淵上泰史)を信用できないと、怪しんでいた。
そして、「みんなはお互いのパートナーに秘密はないか」と問いかける。
もちろん秘密はないと答える全員。
その返事を聞いて、杏は食事会で、あるゲームを提案する。
「お互い本当に信用しているなら、"スマホに届くメールと電話のすべてを全員に公開"しませんか」
流石にそれは、と拒否する零士(田口浩正)に、訝しく思う妻の薫(常盤貴子)。
一方で快くスマホを机に置く、妻の絵里(鈴木保奈美)と夫の隆(益岡徹)。
各々が"七人七様"の反応を見せるも、結局スタートするスマホ公開ゲーム。
そして、最初の着信音が鳴り響く、、、
口では「何も秘密はない」と言い張る七人。
しかし、スマホの通知が鳴り響くうちに、物語は思わぬ修羅場を迎えていく。
果たして、それぞれが抱える秘密とは、、、
秘密を暴露され、彼らの関係はどうなっていくのか、、、
そして、最後にこの七人が下した決断とは、、、
公式サイト
見所 Pick UP !!
原作はイタリア発の人気コメディ
今作はイタリアの人気コメディ映画「おとなの事情」を日本に合わせてリメイクした作品になっています。
原作の脚本は世界18カ国でリメイクされた、人気作品。
イタリアで公開された元の作品は、amazonプライムでも視聴できますので、気になった方はこちらもチェック!
イタリア版「おとなの事情」
ちなみに、今作の日本版とは別のエンディングとなっているので、両方楽しめるようになっています。
イタリア発のコメディとなっていますが、内容は日本の文化に合わせて、アレンジが加えられています。
例えば、世代間の夫婦の問題。
各夫婦の年代を30~50代に、それぞれ割り当てられており、各世代に合わせた夫婦の問題も浮き彫りになってます。
各世代の夫婦間のいざこざが、「あるある」として楽しめるのではないでしょうか?
こういった点が、日本版のオリジナルストーリーとして楽しめるのではないかと。
気になった方は、イタリア版もチェックして、日本版をみてみると、より楽しみが増します。
個性豊かな登場人物
"ある事情"で知り合っただけに、世代も、職業もバラバラな7人。
(知り合ったきっかけは、映画の結末に影響しますので、ここでは伏せておきますね)
そんな、個性豊かなキャラクターたちが、物語の展開により拍車をかけていきます。
また、そのキャラクターを演じる実力派の俳優たちの演技のおかげで、物語に没入しやすい作品にもなっています。
そもそも物語は、カフェレストランの1室で、登場人物の会話のみで進められます。
そのため物語の展開にも、彼らのキャラクター性が大きく関わってきます。
そんな登場人物たちを簡単に紹介していきますね。
人物紹介
主人公 小山三平
(東山紀之)
元小学校教員の塾講師
50代の思春期の子持ちセレブ夫婦 六甲夫妻
六甲絵里 (鈴木保奈美)
テレビ出演もする売れっ子精神科医
六甲隆 (益岡徹)
叩き上げの美容外科医
40代の倦怠期夫婦 園山夫妻
園山薫 (常盤貴子)
家計を助ける為パート勤務もしている主婦
園山零士 (田口浩正)
法律事務所勤務のパラリーガル
30代の新婚夫婦 向井夫妻
向井杏 (木南晴夏)
動物病院勤務の獣医
向井幸治 (淵上泰史)
カフェレストランの雇われ店長
世代も、職業も見事にバラバラな7人。
もともとイタリア映画をリメイクした本作。
実はこの世代が異なる設定は、日本リメイク版の映画オリジナルの設定です。
世代間の夫婦が抱えるありがちな問題が、そのまま彼らの「秘密」に関わってくるのにも見所です。
ゲームの中で、「秘密」を暴露されそうになる際、それぞれが見せる個性的な動きも必見です。
ゲームを通して、中には決して知られたくない「秘密」を抱えている人がいるようで、、、、
「その人物」が、秘密を守るために、どんな動きを見せてくるのか、、、
それぞれのちょっとした動きにも注目してみると面白いかもしれません。
危険なゲーム?の行く末は、、、
あなたは自分のスマホを、完全に、他者に公開できますか?
皆さんの中にも、スマホの中に秘密を抱える人は多いのではないでしょうか?
不倫や浮気の証拠となるやりとりや、恥ずかしい写真など、、、
そんな秘密を抱えるスマホ、他人に完全に見せられますか?
そんな危険なゲームを提案される7人。
特に夫婦で参加している6人は、相手に「秘密はない」と豪語しただけに、後に引けない状態になっています。
しかし、誰しも、小さな「秘密」は、抱えているもの。
このゲームで、どんな秘密が明らかになるのでしょうか。
物語が進み、各々の秘密が暴露されていくにつれ、秘密を抱えるものに憤慨する人も出てきます。
時には、秘密を暴露され、傷つき、悲しむ場面も、、、
単に「秘密」を暴露されるだけなら、そこで終わりです。
しかし、彼らはそれぞれ、決断を迫られます。
秘密を潔く告白するのか、隠蔽しようとして画策するのか。
それこそ、登場人物の個性が際立った行動を、それぞれ見せてくれます。
このゲームの中で、各々が明らかになる「秘密」に対して、どのような行動をとっていくのか。
そんな展開も、見所の一つになりますね。
物語の最後には、彼らの関係性に関して、全員が、ある大きな「決断」を迫られます。
果たして、彼らは今後どうなっていくのか?
決断の鍵を握るのはコーンビーフ?
彼らの友情は、愛情は、どのように変化していくのか?
最後まで気の抜けない展開から目が離せません!
イタリア映画を日本に合わせてアレンジした今作。
世界中で人気の脚本に、日本らしさも加わり、非常に興味深い展開を見せてくれます。
気になった方は、ぜひ劇場にて、足をお運びください。